カテゴリー: 物理学

No.304「発信についての考察」

何か情報を伝えるには、
準備が必要になる。

知識を仕入れるとか、
考えをまとめるとか、
説明の練習をするとか。

そのときに周りの人と
「こう思うんだけどどうかな」
「これで合ってるかな」
「この見せ方はどう?」
とかやりとりもする。

情報の発信のまわりに、
人と、情報とが動いている。

それで、発信に辿りつく。

社会といういきものが
何かを生み出すプロセス
という感じがして、
おもしろい。

Society and living things.
Communication and biological reaction.

 

カテゴリー: 札幌生活

No.302「ねずみ図解」


ばね振り子の奥にいるやつは、
ねずみです…!

「これをねずみとみるのは難しいよ…」
というコメントをもらったので、
(そりゃそうだよね!!)
図解をかきました。

鼻のところに人差し指を添えて…
こう…
クリックしたいですよね…

(???)

カテゴリー: 札幌生活

No.301「おえかきするわけ」


物理関係のおえかきは、
もともと親や祖父母に
大学生活や物理について
話したくて始めた。
「あのね!」が言いたかった。

それと、希望を感じて!と言いたかった。
私は高校生活をうまく送れなくて、
将来の仕事を確実には言えなくなってしまった。
それは私にとってよりも、
家族にとってつらいことだと思う。

だからそのぶんだけでも、
家族の一員、子孫としての私に、
希望を感じてほしいんだ。
今の姿に。
「この子は絵が得意だね」
「勉強が好きなんだね」
って。

描くことをツールにしているのは、
趣味だから。好きだから。
ほぼ呼吸だから。
私はおえかきするもちなのである。

カテゴリー: 物理学

No.300「ジャパニーズ・アトラクタ」


今日の方程式。
ジャパニーズ・アトラクタを示す
微分方程式。

カオスの先駆的な研究の一つです。

フックの法則に従わない
ばねの運動を再現します。

この方程式を満たすxとyは
カオス軌道を描きます。

これを発見したのは
当時京都大学大学院生だった、
上田睆亮(よしすけ)。
1961年のことでした。
当時はカオスという言葉もなく、
日本国内では注目されませんでした。

同じくカオスを示す
ローレンツ・アトラクタ―は
1963年の論文で報告されました。

その後上田の発見は1980年の
フランスの数理物理学者による論文で
日の目をみることとなります。

さらに上田は、この発見のまえに
1961年、カオス軌道を示すモデルを
すでに発見しています。

1960年代初めごろは、
世界でも同時多発的に
カオスが発見されていたのですね。

これはコンピューター技術の発展が
深く関わっていそうです。
うーん、どうしても長くなってしまう。
それはまた今度…。

カテゴリー: 物理学

No.299「水平ばね振り子」


今日の方程式。
水平ばね振り子の運動方程式。

高校で物理を履修したので、
黒板に書いてあったのを思い出します。

このとき小球は、
単振動という往復運動をします。

単振動は「調和振動」ともいい、
数理モデルの中で調和振動をするものを
「調和振動子」といいます。
英語でいうと、”harmonic oscilator”。
なんだかかっこいい。

カテゴリー: 物理学

No.298「フィッツヒュー・南雲方程式」


今日の方程式。
神経細胞のふるまいを再現する、
フィッツヒュー・南雲モデル。

ホジキン・ハクスリーモデルという
モデルをかんたんにしたもので、
生物リズムを表す代表的な方程式です。

この方程式の特殊な場合が、
ファン・デル・ポール方程式。
こちらは真空管を用いた
電気回路についての研究から生まれました。

見た目には異なる現象も、
数理モデルにすることで
現象の核となる部分が取り出され、
同じ核をもつ現象とつながっていきます。

こういうところも、
物理学のおいしいところというか、
おもしろいところだと思います。

カテゴリー: 札幌生活

札幌通信ー10月号

はやくも今年も10月が
終わってしまいました…

後期がはじまって、
卒研を本格的に
考え始めておりました。

半ばには力学系の会に参加しに
京都へひとり旅。

ゼミの進捗に毎週泣きながら
日を送っていた気がします…

社会人になっていてもいい年。
衣食住を満足させて、
仕事をはやく計画的にできるよう、
習慣をつくっていきたいです。

(めっちゃ真面目なこと書いた。
こういう自分を見ると少し安心します。
…いかんいかん。)

2018.11.3 かきもち

カテゴリー: 物理学

No.297「気体の状態方程式」

今日の方程式。
理想気体の状態方程式。

高校で習ったとき、先生が
「pv=って言われたら、nRTって答えられなきゃ
理系選択とは言えませんね~」
言っていたのを思い出す。
今はジョークだったんやな…とか思う。

この式のえらいところは、
ボイルの法則とシャルルの法則という
2つの法則を1つにまとめてあるところ。

では「理想」でない空気だったら、
どうなるでしょうか。