カテゴリー: 院生生活 No.310「難儀な春」 投稿日: 2019年4月20日2019年4月20日 投稿者: かきもち 春ってそんなに美しいものではないよな。 道端に花が咲いている。それだけで嬉しく思う。 季節は変わったけれど自分は変わっていない。 失敗したこと、至らなかったこと、諦めたこと、怠けたことを、今も思い出して恥ずかしくなる。 あのときよりは進化していたいけれど。 季節が変わったからって、うまくできなかったことが、急にできるようになったりはしない。 花は毎年いずれは散る。記憶をリセットしているみたいだ。 私も忘れてしまいたい。過去の情けなさを。今の不甲斐なさを。 花びらが散るように。 海でも行ってカモメとお話ししたいわ。 作成者: かきもち おおむねひまにしています。今年札幌を離れました。人がほどほどにいて、町が広くて、文化施設と自然もあるところが好きです。北海道大学大学院 物性物理学専攻卒のサイエンスライター。 すべての投稿を表示