今日の運動方程式。
磁場・電場の中を動く、
電気をもった粒子の運動方程式。
1つ目の式、右辺は
前半は電場によるクーロン力、
後半は磁場によるローレンツ力を
それぞれ表しています。
こちらのローレンツは
カオスの人とは別人で、
19世紀中期~20世紀の
オランダの物理学者です。
相対論にも欠かせない人。
電磁場と相対論を一緒に考えると、
おもしろい現象もあるんですよ。
~北国で科学を学ぶ日々~
後期が始まって2週間が経ちました。
いまは卒業研究のために読む論文を
選んでいるところです。
諸行無常な自然界で、
どうしてパターンや形が
保たれるのか気になって、
それに近いテーマをもつ論文を
なんとか読み進めています。
先輩や研究室経験のある人に
「いまが一番いいときだ、
これから辛くなる一方だからな」
とたくさん脅されています。こわい。
確かにそうでしょうね…
やるべきことも教えてもらえるし、
特にきつい〆切もない状況なので、
いまはかなり恵まれています。
いろいろ遠慮せずに
(今後の記録のためにも)言うと、
興味に従って勉強できているので、
いまはとても楽しいです。
やっと大学生らしいことが
できていると思います。
しばらくしてどんな風になっているか…
〆切に追われて泣いてるだろうな…たぶん。
東京都、上野の森美術館にて開催中の
『[世界を変えた書物]展』に
行ってまいりました…!
グーテンベルグ以降の、
科学技術に関する本を
集めた展覧会です。
初版やサイン入りの特別な本が
展示されています。
学生が作ったという、例の本棚も
すばらしかった…
世界の人がこれを見て、
当時どんな思いだったのかと
想像したり…。
本があるということは、
その本をつくるだけの
知識を持った人が
いるということだよね。
本を見ていると、本越しに、
著者に会ったような。
自然科学のいろいろな分野が
つながっていて、
歴史的な流れの中で
創られてきたものなんだよな…
と伝わるんじゃないかな…!
教科書も、そこから派生してきた
流れの一つなんだよな…
だから、学校で習うものが
すべてじゃないんだよな…
あと、展覧会の中でカメラOKっていう
カメラ自体が次なる新しい技術とか
情報の拡散を表していて…
(まとまらない)
(伝えたいことが多すぎる)
災害があるたびに、
テレビで「なぜ」を問う人を見てきた。
なぜを問うてもどうしようもないと、
頭では思っていたけれど、
なるほど。少しわかった。
自分の人生の中で決定的な、
致命的なものには
理由が必要なんだな。
運命としてこう…受け入れるために
必要なのかもしれないな。
私は現実的にものを考えて、
効率よく状況に対応する力が低い。
だから、こういうとき
話をきいたり励ましたり、しかできない。
すごく不甲斐ない気持ちになる。
そして、北海道が被災したことで
これほど動揺している自分をみて
北海道の人たち、北海道という土地に
お世話になってきたのだな、
深い結びつきができたのだな、と
思った。気づいた。感謝。
みなさん、どうかご無事で。
つらくなったり、疲れたりしたら
休んでください。
先が見えないかもしれないけど、
きっと大丈夫です。
なんとかなります。
群馬から祈っています。
2018.9.6 口町和香