カテゴリー: 物理学

No.289「電磁場中の荷電粒子」

今日の運動方程式。

磁場・電場の中を動く、
電気をもった粒子の運動方程式。

1つ目の式、右辺は
前半は電場によるクーロン力、
後半は磁場によるローレンツ力を
それぞれ表しています。

こちらのローレンツは
カオスの人とは別人で、
19世紀中期~20世紀の
オランダの物理学者です。

相対論にも欠かせない人。
電磁場と相対論を一緒に考えると、
おもしろい現象もあるんですよ。

 

カテゴリー: 物理学

No.288「ローレンツ方程式」

今日の方程式。

カオスが現れる、ローレンツ方程式。

1963年、E.Lorentzによって
提案された数理モデルです。

紙とペンでその解を求めることはできず、
数値計算によって解を調べます。

このモデルでは、計算の初期値を
ほんの少し変えるだけで、
軌道がまったく変わってしまいます。

予測できない、でもある方程式に従う
不思議な現象、カオス。

その研究の幕開けとなった
記念碑的な方程式です。

カテゴリー: 物理学

No.287「研究室後期2週目」

後期が始まって2週間が経ちました。
いまは卒業研究のために読む論文を
選んでいるところです。

諸行無常な自然界で、
どうしてパターンや形が
保たれるのか気になって、
それに近いテーマをもつ論文を
なんとか読み進めています。

先輩や研究室経験のある人に
「いまが一番いいときだ、
これから辛くなる一方だからな」
とたくさん脅されています。こわい。

確かにそうでしょうね…
やるべきことも教えてもらえるし、
特にきつい〆切もない状況なので、
いまはかなり恵まれています。

いろいろ遠慮せずに
(今後の記録のためにも)言うと、
興味に従って勉強できているので、
いまはとても楽しいです。
やっと大学生らしいことが
できていると思います。

しばらくしてどんな風になっているか…
〆切に追われて泣いてるだろうな…たぶん。

カテゴリー: 物理学

No.286「あるくと物理1」

だいぶ秋らしくなりましたね。
毎日ごはんがおいしいです。

今日は後期研究室、2週目です。
先週に引き続き、興味のある分野の
論文を漁っていました。

そこで見つけたのが、
歩行者の集団の動きを
シミュレーションする研究。

ビルや駅の構内で、
歩行者がどのあたりを
どれくらいの速度・密度で歩くのか、
モデルと実証実験を使って調べたものでした。

歩行者と似た動きをするモデルを作って、
その集団が、ある場所に置かれたとき
どのように動くのか、計算しているのですね。

混雑解消や建物のデザインに
役立てられているようです。

どのように人間をモデル化するのか?
続きはまた今度。

 

カテゴリー: 札幌生活

札幌通信ー9月号

そろそろ9月が終わります。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

札幌には、地震の影響も残りつつ
オータムフェストが開催されて
少しほっとしています。

後期が始まって、夏休みを振り返ると
今までになく活動が活発で
精神的にも変化が大きかったと思います。

物理学での積み上げがなかったのが
心配なところですが…
こんな時間もまた人生かなと
長い目で見ることにします。

2018.9.26 かきもち

カテゴリー: 物理学

No.285「世界を変えた書物」

東京都、上野の森美術館にて開催中の
『[世界を変えた書物]展』に
行ってまいりました…!

グーテンベルグ以降の、
科学技術に関する本を
集めた展覧会です。
初版やサイン入りの特別な本が
展示されています。

学生が作ったという、例の本棚も
すばらしかった…

世界の人がこれを見て、
当時どんな思いだったのかと
想像したり…。

本があるということは、
その本をつくるだけの
知識を持った人が
いるということだよね。

本を見ていると、本越しに、
著者に会ったような。

自然科学のいろいろな分野が
つながっていて、
歴史的な流れの中で
創られてきたものなんだよな…

と伝わるんじゃないかな…!

教科書も、そこから派生してきた
流れの一つなんだよな…
だから、学校で習うものが
すべてじゃないんだよな…

あと、展覧会の中でカメラOKっていう
カメラ自体が次なる新しい技術とか
情報の拡散を表していて…

(まとまらない)

(伝えたいことが多すぎる)

 

 

カテゴリー: 寮生活

地震を受け止める

災害があるたびに、
テレビで「なぜ」を問う人を見てきた。

なぜを問うてもどうしようもないと、
頭では思っていたけれど、

なるほど。少しわかった。
自分の人生の中で決定的な、
致命的なものには
理由が必要なんだな。
運命としてこう…受け入れるために
必要なのかもしれないな。

私は現実的にものを考えて、
効率よく状況に対応する力が低い。
だから、こういうとき
話をきいたり励ましたり、しかできない。
すごく不甲斐ない気持ちになる。

そして、北海道が被災したことで
これほど動揺している自分をみて
北海道の人たち、北海道という土地に
お世話になってきたのだな、
深い結びつきができたのだな、と
思った。気づいた。感謝。

みなさん、どうかご無事で。
つらくなったり、疲れたりしたら
休んでください。
先が見えないかもしれないけど、
きっと大丈夫です。
なんとかなります。

群馬から祈っています。

2018.9.6 口町和香

カテゴリー: 学科生活

なんでそんな形なの

そろそろ卒業研究のことを考えねば。

いま興味があるのは、
・生物物理
アクティブマター
形態形成

生き物のカタチとか物の形って、
なんでそうなったのか
とても不思議だと思っています。

遺伝子に書いてあるから?
遺伝子は原子でできていますが、
それらがどのようにふるまって、
こうして形をつくるのでしょうか。

めっちゃ気になる。
ずっと気になってる。

詳しくなりたい、このへんに。